アラサーえりちゃん 胆嚢はれた

アラサーの胆嚢炎、胆石との闘い記録

しんどかった手術翌日【入院3日目】

手術から初めての夜。1番キツかった…

なんとか電気を消して寝つこうとするものの、さすがに全然寝れない。
まあ麻酔で寝て(?)、その後も寝たりゴロゴロしかしてなかったし…
痛み止めの薬もらって飲んだから痛みはマシなんだけど、ずっと仰向けなのが辛くて辛くて…


酸素マスク以外はこんな感じ↓

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わーん!寝れないよー!!


フットポンプがね!!
5秒に1回シュコーーってなるの!!


「もう!何秒間隔なんこれ!!」


って嫌すぎて何秒なのか数えた。

血圧計もそんな頻度高くないけど睡眠を妨害してくるし、体は重たくて動かないし、点滴とSPO2モニタのコードが邪魔だし、仕方ないんだけどなんか落ち着く瞬間がなかった…



ぼんやりと暗い部屋で、

「いつ紙パンツ履かされたんやろ…」
「腹帯っていつ巻いたっけ…」
「病衣着てるけど、私のパジャマどこかな…」
「明日の朝尿道カテーテル抜いて、歩き始めたら痛いんかな…」
「腰が痛いよぉ…」


そんなこんな思いつつ、寝たり起きたりを繰り返す。
たまにベッドをリクライニングにして起きてお水を飲む。


そうこうしてるうちに6時に看護師さんが採血へ。
サクッと採血が終わり「傷口見ますね〜」って布団(2枚かぶってた)をめくると、 



「あら、めっちゃ出血してますね」

  


な、なんですと…



おヘソの傷から出血してて、腹帯、病衣、布団まで血まみれにしてしまってました…


気づかんかった…
背中痛くて頑張って横むこうとしたり、座ってお水飲んでたからかな…


応急処置のガーゼ当ててもらって、先生の回診のときにちゃんと診てもらうことに。



血圧計、フットポンプ、SPO2モニタが外れる。
フットポンプ外れて嬉しい…!!

そのまま尿道カテーテル抜いてもらう。

痛いって聞くなあ、って思ってたら看護師さんにも「痛いと思うんで一気にいきますね」って言われて少しビビる。


でもえっ、って思うくらい一瞬だし全然痛くなかった。
いや、ちょびっとは痛いかな。でもヨユーヨユー。人によると思うけどヨユー。
 

そのまま立ってみて下さいって言われて立つ。
久しぶりの立位。ふらつきなし。
元気アピールとして、その場足踏みしてみる。

大丈夫ですね!歩いていいですよ、って言われて安心。

トイレまで意を決して歩く。初めのトイレは痛いって聞くけど、私多分色々鈍いんやろな…人によるだろうけど全く痛くなかった。


外科の回診がきて、主治医いなくて3人くらいの外科の先生におヘソを見てもらう。みなさんシュッとした男性でとても恥ずかしかった…
ガーゼをクルクル〜と上手に丸めておヘソに入れてくれた。やっぱ器用。


遅れて主治医がきて診てくれる。
私が動いたりしたから出血したんですかね…ってしょぼんとしながら伝えると、若いと腹筋があるのでこうなることもありますよ、おヘソの中を500mlのお湯で最後洗ったので、その分も出たんでしょうね。って言ってくれる。優しい…
採血の結果も良かったのでお昼ご飯から開始!


出血してた戒めとして、10時までは歩かずゴロゴロ。
点滴だけって、だいぶ楽チンだな〜!

でもこの日が1番しんどかった。
というか手術後の夜から、この日の朝にかけての不自由さと痛みが1番きつかった…


お昼前に意を決して歩いてみることに。
でもまずベッドから起き上がるのが辛い。
ベッド柵って偉大。無いと絶対起き上がれない…


とりあえず真っ先に歯磨きしにいった。洗面台までたった数メートルなのに、昨日までは遠かったからね。

お腹を押さえながら到着。背筋が伸ばせない…


そのあと病棟歩いてみるけど、お腹が張る感じと、重たい痛みと、キズの痛みがやっぱり結構あった。
歩くと響くし、お腹痛いからずっと前屈み…

同じように歩いてるおばあちゃん発見。
結構シャキシャキ歩いてたから目標にしてついていくも、周回遅れの差を付けられ、心が折れて病室へ戻る。


お腹も痛いんだけど、それより変わらず喉が痛い。
咳したら痛みで死ぬし、喉がだいぶストレスだった。

お昼前に看護師さんに、売店にのど飴買いに行きたい旨を伝えると先生に確認してくれて了承をもらう。
やったー!


12時にはお昼ご飯
手術してはじめての食事!


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↑結構ちゃんとした食事で、美味しかったんだけど食べ切るの辛かった…おかゆだけすこし残した。
フルーツサラダ美味しかった。

ちなみに傷はこんな感じ

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ガーゼはりはり。




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どーーーーん!!!

↑お腹は力いれられないのと、ガス?でポンポン

みぞおちの傷が1.5〜2センチくらいかな…
おヘソはもうちょっと大きいみたい。
2、3センチかな?意を決して退院後に見てみたけど、あんまり目立たなくてよかった…みぞおちの傷が1番目立つ。


ちゃんとご飯食べてから、しんどくてベッドで倒れてた。13:30くらいに痛くてギブで痛み止め貰ったらテキメンに効いた。

夜眠れなかった分を取り戻すかのようにそのまま爆睡。
さすがに体も疲れてたみたい。しんどかった。
たまに起きても金縛りになり「あ〜私疲れてるんやな〜…」って思いながらまた即意識失う。って感じですごく寝た。

痛みは横に向いたりするのもまだ辛いけど、それより起き上がる動作、下を向く動作は痛かった〜
物を拾うとか、お腹を伸ばす動きが辛かった…



起きてからのど飴買いに行くことに!

よたよた、よちよちと点滴押しながら4階から1階のコンビニへ。点滴持ちながらずっとお腹押さえてるし、誰がどう見ても病人。

のどあめ欲張って2つ購入して即食べる。あーー喉がマシ。甘くて幸せ!


そのまま人がいなかったので外来をうろうろ。
結構歩けるようになってて嬉しかった。痛み止めのおかげだけど!

晩ご飯

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↑味付きのおかゆ美味しかった!


看護師さんにも傷見てもらって大丈夫って言ってもらえた。夜の点滴が終わったら、抜針!
自由だー!


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ちょっと赤くて心配してたけど大丈夫だった。
これで付属物品なんもなし!お腹痛いだけで見た目は普通の人になりました!


この日(翌日)の痛みレベル

★★★★★ 星5つ!!

お腹の麻酔が切れて、常におへそが「おへそはここです!!!」っていってくるような痛み。(どんな)

8時、14時、20時くらいに痛み止め飲んでて、効いてる間はいいけど切れかけた時は「まだ飲む時間じゃない…」って思うくらい痛かった…。

まあ★5つとはいえ胆石のが痛い。
でも傷と内臓的痛みのMIXもなかなかしんどかったな。あと喉…!

いよいよ手術当日!【入院2日目】

⚠︎とても長め⚠︎


夜は耳栓してたものの、おばあちゃんズのイビキやナースコール攻撃により熟睡は出来ず。

入院生活は6時起床のスケジュールだったけど、仕事の時いつも5:30に起きてるからそれくらいに起きた。おばあちゃんズも起きてたしね。


浣腸は嫌すぎるから、7時のリミットまでにOS-1飲んだり散歩したりしてた。
(午前の手術なら1本、午後なら2本飲むみたい。2本買ってたから2本ごくごく)

なんとか頑張ってトイレに行けて安心。
手術よりこっちのがドキドキしたわ…



回診で先生に「眠れましたか?」って聞かれて、気持ち的には全然大丈夫だけど…環境でなかなか…ってゴニョゴニョ言ったら笑ってた。

頑張りましょうね!って去る主治医。
先生、バージョンアップ頼みます…!



手術までにパンツを履きかえる。
麻酔で寝た後とはいえ脱がされるしな〜っておニューにしといた。
弾性ストッキングを渡されて履く。ピンクのMサイズ!

上の服もユニクロで買ってた前開きの下着、前開きのパジャマを着てスタンバイオッケー!!

9時前くらいに母がデイルームに来てくれたので、いろいろ話す。緊張してる?って聞かれたけど、本当緊張してなかった。

デイルームの母に貴重品やらを預け、歩いて手術室へ!エレベーター乗ってトコトコ歩く。


オペ室から見えるとこにICUがあって、雰囲気が前の職場に似てるけど狭いな〜とか、朝イチやから忙しそうやなって思いながら自分の手術の部屋の前へ。


ついにきたー!!
全然緊張しない。


むしろ全身麻酔ってどんなんなんやろ。ワクワク。



本人確認されて、ヘアゴムで髪の毛くくる。
サイドでくくることになり、彼氏がこの髪型好きだな〜することほぼないけど、こんな所ですることになるとは…と思いながらキャップも被る。

部屋の前でメガネを預けてくれと言われ、メガネを取ったらまあまあ見えないです〜って言ったら看護師さんが手を繋いで入ってくれた。嬉しい。


いよいよ手術台!
目が悪すぎてあんまり見えんかったけど、見えたら変に知識がある分ドキドキしちゃいそうだから、これでよかったな〜ってぼんやり思う。

台に腰掛けた状態で上の服を全部脱ぐ。
前からタオル掛けてくれてて、院内あったかいし、脱ぐの一瞬だからこんなことなら1990円の下着は必要なかったかも…


台に寝転んで、本人確認。
その後すぐ心電図やら酸素濃度やら脳波モニターたちを付けられていく。


モニターがすぐ横で、字が大きくて目が悪い私でも自分の心拍数が読めた。


いつもは「60-65」くらい。
手術台に寝転んだ私の心拍数は…
  





「55」



いや、落ち着きすぎやろ



主治医登場して、頑張りましょうね、って再度言われる。お願いします〜!って笑顔で返答。
麻酔科の先生が左腕で点滴確保してくれるものの、弁に当たった?かなんかで引けず。
刺さったままグリグリされるのが痛かった…いまだにアザ…刺しなおして、左腕の内側で点滴とってくれた。


サージカルマスクの上から酸素マスクをつけられる。
ピンクのマスクだし、結構この格好ってシュールじゃないかしら…とぼんやり思う。

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↑カラフルでかわいい。



「◎◎さん、左腕の点滴から麻酔のお薬入っていきます。ちょっとピリピリちくちくするかもしれないです」 


いよいよ…!
全身麻酔…!


左腕からプロポフォールが入ってくる。


うわ。
思ってた倍くらいピリピリする。


今までの人生感じたことない感覚。ピリピリ。
腕を看護師さんがさすってくれてて、それでだいぶ楽になった。

だんだん液が左腕から上がってくるのが分かってきて、ついにくるな〜って思う。

肩から首の方に上がってくる感じがして、薄目を開けてたけど、視界が上下じゃなくて左右から狭まる感じがして「ああこうやって寝るんやな〜」って思いながらおやすみなさい。

なんか日頃寝る瞬間って覚えてないけど、自分の目が閉じて、瞼の裏を一瞬だけ見て寝るっていう不思議な感覚だった。


次に目を覚ましたら手術台で右から看護師さん、左から麻酔科の先生に「終わりましたよー!わかりますか!」って言われる場面だった。



え!夢みてたのに!


って一瞬思うも「あ、手術だったわ」と即座に理解。
冷静に、すごいな〜ほんと一瞬だなって思う。
お腹より何より挿管されてたから喉が痛くて、「のどいたいです…」って伝える。


その時先生に、腹腔鏡手術で出来ましたよって言われたっけな?なんか「開腹じゃなくてよかったー」って思った気がする。脇腹も気付かれないように触って、ドレーンが入ってないことも確認してた。


手術台からベッドにロールボードで転がされる。
一生懸命左右に傾くなどして手伝ったつもり。
ここらへんぼーっとしててほぼ記憶なし。

回復室でベッドに寝転んだまま休憩。
看護師さんが私も知ってる妹の友達で、仕事の話とか最近の話をするくらいには喋って元気だった。


手術直後は、いちばん大きいキズのはずのおヘソはまだ硬膜外麻酔が効いてて痺れて痛くなくて、2番目に大きいキズのみぞおちが物凄く痛かった…

色々自分の体に付属物品がついてるけど、みぞおちをさすさすしてた。

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↑眠った後硬膜外麻酔のためにこんな格好してたと思うと恥ずかしい


病室に戻るまでに母に会い、ちょっと話す。
部屋に帰ったら13時くらい。癒着してたみたいで予定より少し長くなった。


部屋に戻ってからはベッド上安静。

足にはいつの間にやらフットポンプ
柵にはいつの間にやらナースコールが落ちないように巻かれてセットされてた。
バイタルをチェックする機械も常に隣にいて、点滴は痛み止めとなにかが2本。

少し体を動かそうとしても、体めっっっちゃ重たいし痛いし、お腹に力入らないし、むしろ入れようとするとめっちゃ痛くて即諦め。



手術前、ベッドで寝転んで手が届く範囲に、充電器やら、リモコンやらなんかよく使うグッズを椅子を使ったりして配置してたけど、これが大正解だった…

寝転んだ状態から1mmも動けないからね。
手術される際は、棚にしまったりせず、ある程度散らかしていくことをおすすめします。

尿道カテーテルは、痛くもなんもなかったけど違和感で最初はずっと「おしっこしたいけど、このまましていいのかしら…」って悩んでた。いつのまにか慣れた。


酸素マスクがシュコーってずっといってるのがうるさくて嫌で、無意識に外しまくってたらしく、看護師さんに「もう大丈夫そうだからとりましょう」って言われる。

術後初めてリクライニング機能を使って起き上がってみたら、麻酔の影響なのか物凄い吐き気。
上がってくる唾を延々飲み込んでたけど、布団に吐くのは申し訳無さすぎたからナースコールで受け皿もらう。結局吐かなかった。


他の方のブログとか見てたら、スマホ触る元気もないとか、辛かったって書いてたけど、まだおヘソは麻酔で痺れてたし、思ってたより元気だった。
お腹の中全体は、おもたーーーい筋肉痛って感じ。



さてさて、
あれだけ私を痛めつけた胆石。
どんなんだったと思いますか??


グロくて載せないってブログの方もいるけど、私は載せます。

良いですか。



これです!!!!







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えー!!!!
砂やーーーん!!!!




拍子抜けでしょ。
Twitterとかで検索してもみんな立派な胆石で、コロコロ振ると音が鳴るとかさ…
色もいろんな種類あって楽しみにしてたのに…



主治医きた時に思わず「ほんとこれだけなんですか…もっと大きいのが出てくると思って楽しみにしてました…」って言っちゃった。

主治医も「画像的にもっと大きいのでてくると思ってました…砂みたいな感じで流れやすくて、痛くなりやすかったのかな。」とのこと。

胆嚢自体がくびれてて、澱みやすかったみたい。
あとあれだけ言ってた胆管奇形はなかった!

まあ無事に終わってるしオールオッケー!



お腹も痛いけど、麻酔後の喉が痛くて、イガイガして辛かった…。咳したいけどお腹が痛くて出来ないし。喉の痛さを訴えたから、17時前にうがいだけならいいですよ、ってお水もらう。

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ちょっと飲んだ。


大事にうがいしてたけど、19時くらいには元気だからって飲水の許可が出た!嬉しい!
喉の渇きとかじゃなく、喉の痛みを和らげるためにお水ごくごく。どうせ尿道カテーテル入ってるし。


明日の朝の採血の結果が良ければ、昼からご飯が出ることを教えてもらい俄然元気に。
でもずっと仰向けで腰と背中が痛い…

眠いようなしんどいようなだるいような…って感じで時間が過ぎるのを延々待ってました。


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↑フットポンプのおかげで全然リラックスできなかったよぉ…


この日(当日)の痛みレベル

★★★★☆ 星4つ!!

お腹もまあ痛いけど、動けないのと、背中と腰と喉の痛みのが辛い。1番は喉のイガイガ感が辛かった。咳できないし。

そして胆石の痛みのが余裕で痛い!


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↑床に落としたものの痛くて拾えず思わず手を伸ばして撮った写真。

ついに入院!【胆嚢摘出手術前日】

さむいさむい2月
ついにバージョンアップ(手術)の週がやってきました!


月曜日に入院、火曜日手術、週末退院
のスケジュール!できれば4泊5日希望!

リュックサックぱんぱかぱんになるくらい詰め込んで準備万端。

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↑もんちゃん狭そう


月曜日、11時に入院窓口とのこと。
車を運転していっちゃダメ(駐車場的に)なのでタクシーを手配してた。


はじめてタクシー配車アプリ【GO】を使う。
いつも11-12分で着くから、10:30に予約。

ドキドキ。

入院とか手術に対してのドキドキより、断然「タクシーちゃんと予約時間に迎えに来てくれるんかな」のドキドキ。



10:20くらいにGOのアプリから、『車のNo.◯◯のタクシーが迎えに行きます』とメッセージが来てホッとする。タクシーの位置もGPSでどこにいるかわかって便利だった!

タクシーのおじちゃんに挨拶して病院へ。

この道でいいのかな〜!
アプリ便利だね〜!
なんとかペイとかわかんないよ僕〜!
お会計カードでもらってるからね〜!

っていうほんわかおじちゃんで癒されながら到着。
500円オフクーポン使えてハッピー。


入院窓口に書類やらを提出。
私が入院するのは4階南病棟でした。

デイルームで荷物を持って待機。
テーブル、椅子が埋まってたのでスタンドアップ待機。


待ってたら看護師さん来てくれて、その場で身長体重計を測る。
身長体重大きな声で言われて恥ずかしかった!
体重も服の重さ引いてくれなかった…
こちとらセーターにジーパンなのにぃ…


部屋に案内される。
4人部屋で、私以外はみんなおばあちゃん。
入って左奥のベッドでした。


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一瞬見せられたベッドマップに『莉子』って名前がいるように見えて、同室に若そうな人いる!ってちょっと喜んだけど、『利子』さんでした。トシコ。


ベッドサイドで説明を看護師さんから受ける。

・明日の手術は朝イチの9:30から
・もうすぐ昼ごはんがきます
売店OS-1買ってきててね
・昼過ぎに、おへその掃除と剃毛します
・15時からお風呂どうぞ
・16時から母と一緒にICです
・18時に夜ご飯です
・20時に下剤を飲んで、そのあとは飲水もだめですが朝までにOS-1一本飲み切ってください
・朝7時までにお腹スッキリしなければ浣腸です


イベント盛りだくさん!
手術より浣腸がいやだ!!がんばれ下剤!!

とりあえずお昼ご飯がすぐ来ました


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↑B病院で初の昼ごはんと可愛いお箸たち
左上の鳥の味噌焼き?が美味しかった!

なんせ入院生活では絶対スプーンが必要。


ご飯食べたあと、麻酔科の先生が明日の手術に関しての説明にきてくれました。
物凄い綺麗な研修医の先生で、顔の傷を「どうされたんですか?」って聞かれて恥ずかしかった。笑ってくれてありがとうございます。

そのあと主治医が来てくれて、痛まなかったかの確認と、明日頑張ってねってお話ししてくれる。
相変わらずニコニコしてて良き先生。



そのあとおへそ掃除に看護師さん登場
その前に部屋の前にあるトイレに行ってて、看護師さんのワゴンにオリーブオイルがあるのを見て「なんやろあれ〜」って思ってたけど、私の元にそのワゴンが登場。

おへそ掃除のためのオリーブオイルだったのね!


お腹めくって、おへそにオリーブオイル垂らされて、看護師さんにお掃除される。

わーー可愛い看護師さんやし申し訳ない…って思ってたら、「びっくりするほど綺麗で無いですね」って言われた。よかった。


そのまま剃毛。
どこの毛剃るのかしら…ってドキドキしてたけど、おへそ下の毛だったみたいで、「ないので剃らなくてオッケーです!」って言われた。男の人なら剃るのかな?


15時からお風呂。

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A病院とは比べものにならんくらい綺麗だった!
お湯まで沸かしてくれてた…ありがたい。
ドライヤーはどこでもパナソニックなのか?

部屋に戻って身支度やら色々して、ICへ。

お母様いったり来たりさせて申し訳なし…
また明日ね、って言ってバイバイ。さみちい。


なんやかんやで晩ご飯の時間に。

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↑トリキモ?美味しかった!鰻も出た〜!最後の晩餐って感じ。


20時に下剤を飲む。頼む、きいてくれ〜

これ以降はOS-1しか飲んじゃダメで、1本って説明されるも、手術の持ち物に2本って書いてたから2本持っていってた。
検温にきた看護師さんに聞くと、2本飲んでも良いですよ〜って言われたので、朝7時までに2本飲むことに。
ポカリ、アクエリより塩味強めで、あんまり好みじゃなかった。


周りの方みんな電気消してたから、私も消灯。

うーーん!20時過ぎだし、寝れるわけない。
電話室で付き合ってる人と電話。励ましありがと!


なんやかんやして寝床につくも、おばあちゃんたちのイビキと、ナースコール連打によりあんまり寝付けなかった…
耳栓持ってきててよかったと思った術前の夜。


家族やら周りの人から「ドキドキやと思うけど頑張って!」ってLINE来てたけど、ほんっとびっくりするほどドキドキしてなかった。
明日浣腸なら嫌だな〜っていう気持ちだけ。

でも

30年間共にいた臓器を1つ失うのか〜
嫁入り前なのに傷残るんか〜

とは流石にすこーし思った。

けど

痛くなるの絶対嫌だし、
ここまで来たらまな板(手術台)に乗るしかない!


そう思いながら就寝。
A病院の大部屋にずっと1人ってだいぶ贅沢だったんだな…



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↑もんちゃんは相変わらずの見守りスタイル


この日(前日)の痛みレベル

☆☆☆☆☆ ゼロ 

当たり前だな〜!

入院までのおはなし

お久しぶりです。
先日、記念すべき30歳のお誕生日を迎えました。

パピー、マミー、大事に育ててくれてありがとう。
すくすく育ちすぎな気もするけど、元気です。
これからも末永くよろしく!


ということで、齢30になる御めでたいアニバーサリーの日に、術前のチェックなどで再度B病院へ行くことになってました。
9時の一番早い枠をget。早く帰りたいからね。


張り切って8:30くらいに病院着。
受付をして、広い総合受付の前で待つ。

受付の裏の小部屋に呼ばれて、荷物を置くように指示される。

なんかいきなり術前チェックが始まる模様。


椅子に座ると、そのままマスクを外して口の中をチェックされる。
虫歯とか、歯垢が残ってたら麻酔の時に良くないんだって。

奥歯の内側に磨き残しがあるけど、それ以外は綺麗です〜!と綺麗なお姉さんに言われて終了。



そのまま座っていると、次は麻酔看護師(そんな方がいるの知らなかった)さん登場。

こういう麻酔のかけ方をします、ここらへんに点滴します、これだけのモニターをつけます…
などなど結構早口な男性で、はいはい言ってる間に終了。


次にやってきたのは薬剤師さん。
なんとも眠そうな女性の方で、説明しようとしてくれたけど、私はお薬をひとつも飲んでないのでほんと一瞬で終了。



そのあとは看護師さん。

ここまでの説明は正直はいはいって感じで流し聞きしてたんだけど、看護師さんからの説明は、さすがに多かったし、大事なことばっかだった。


オペ日にこの持ち物が必要、袋にいれて持ってきてくださいね
前開きのシャツでお願いしますね
体温チェックシート書いてくださいね
手術日は家族さん1人きてくださいね
面会はできません
入院日や手術日は家族さんに駐車券のサービスが受けられますからね
入院の日は⑥の受付にきてください
駐車券は総合窓口で…


ひーー!



持ち物に関しては、

【入院される方へ】
【手術を受けられる方へ】
【腹腔鏡下胆嚢摘出術を受けられる方へ】

の3冊のパンフレットを開きながら説明を受けた。
どこ見てるのかわからなくなるし、必要不必要とか、どれをどこに持ってくのか頭がごちゃごちゃに。


これは…3冊見比べながらチェックしないといけないし、おじいちゃんおばあちゃん、大丈夫かしらって勝手に他人の心配してた。

持ち物にオムツって書いてて「買って持ってこなきゃですよね…」って聞いたら「あ、いらないですよ」って言われたので、ほんまにいるんか?って思ったら聞くのがベター…


あれよあれよと説明がおわり、「ご質問は?」と返されるも整理できてなくて「大丈夫です…」としか返せず。


1時間ほどで終わって、お会計も必要無かった。 
金欠だし、よかったー、お会計なくて!


そのままユニクロに行き、前開きのパジャマを買うことに。

下着をつけるなら、前開きの下着も必要って言われてたけど持ってなくて、でもパジャマの下ハダカはなあ〜って思ってウロウロ…


するとこんなの発見!


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前開きのインナー!

すごいね〜ユニクロ様。
医療現場とかに行って作ったんだってよ〜
スナップタイプと、マジックテープの二種類がありました。

私はこれを購入

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ネイビー!
さらっとして、夏場向けって感じだけど。
1990円でした。


ブラみたいなやつもあった。

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あとブラトップとか、前開きのパジャマとか、なんやかんや買ってたらお会計9000円


ユニクロとかって、◯990円とかいう値段設定のやつ多いから…会計の時に思ってたより高くなってビックリする。私だけ?


病院でお金使わなくて済んだって喜んでたのに…
図らずして自分への誕生日プレゼントは、ユニクロの入院おようふくセットになりました。



さてさてそんなこんなで前回の入院、診察から手術を受けるまでの間は、お腹が痛くなることもなく、油物とアルコールを控えての生活を送っておりました。

手術が終わったら好きなもの食べられる!その一心でケーキもお肉もアルコールも絶ってました。


次回からいよいよ手術編です。
バージョンアップだ!
ドキドキワクワク。

外科でバージョンアップ(手術)の話を聞く

前回はこちら


私のバージョンアップ(手術)を求めて外科まで到着。

外科の待合は、内科よりも小ぢんまりしてた。
問診票やら、同意書やら書いて待つ。

2番の部屋から呼ばれますって聞いてたけど、2番の部屋に人が入る度に「はい!こんにちはー!」とか、「◎◎さんですねー!」とか明るい男性の声が聞こえる。

声しか聞こえてないけど、わたしにの主治医になるだろう人は、きっといい先生に違いない…


20分くらい待って呼ばれる。



さすがにちょびっとドキドキしてた。
おねがいしまーすと中に入り、丸椅子に腰掛ける。

角刈りで、ティモンディの高岸さんをもっとマイルドにしたような先生がこちらを向いて、胸の名札を見せるように差し出しながら挨拶してくれた。  


「今回担当します、Mといいます、◯◯さん、よろしくお願いします!」


やっぱり第一印象って大事だね。
もうその瞬間、主治医絶対当たりだーって安心した。
きっと爆弾処理(胆石抱えた胆嚢摘出)も上手いはず。


M先生、私のバージョンアップ(手術)、頼みます…!


再度MRCPの画像を見ながらお話しを聞く。
胆石ができてるよ、手術適応だよ、こんな手術だよ、って話をしてくれる。

ここらへんまでは想定内。病気のことも、手術のことも色々予習してましたもの。


私の脳内は手術をするのは決定してて、爆弾のことと、仕事のこともあるから、「いつするか」がほとんどを占めてた。

来週って言われてもするな〜でもコロナやし難しいやろな〜はやくしたいな〜当直誰か貰ってくれるかな〜とか思いながら先生の話を聞く。



でもここで先生が予想してなかった言葉を、私の臓器の絵を描きながら言う。


「でも、◯◯さんの場合、胆管が特殊でして…いわゆる奇形があって、結構ややこしいです。」



え、なにそれ


A病院では、胆管サクッと切って、胆嚢取り出して、切ったところ縫って終わり!って聞いてたぞ…

だからうちでも出来るよ、って言われたぞ…

胆管奇形だなんて、そんなこと聞いてなかったぞ…



「通常通りにチョッキンって切るだけだと、他2箇所くらいから胆汁が漏れそうで、腹膜炎になるので、結構考えなきゃいけないです。」

「開けてみて見ないことには何とも言えないけど、後区域にいく細い枝が〜…」

「僕の画像の見過ぎでの考えすぎならいいんだけど…」


サラサラ〜と絵で説明してくれて、言ってる意味はなんとなくわかるけど、私の頭の中はちょっと真っ白。

ええーー…


手術はしたい。変わらずするつもり。

でも、でも…


『腹腔鏡手術では無理』って

言われたらどうしよう…


こんなに決心が固かったのは腹腔鏡手術だからなのに…
傷も小さいし、回復も早いし、それだからこれだけ手術を切望してたのに…


頭の中でそれがグルングルンしながら話を聞いた。
一通り説明し終わって、何か質問ありますか、思うことありますか?と聞いてくれた。


聞くしかない。


「開腹になっちゃうんですか?開腹は嫌です…」


とだけ伝えると、先生はにっこりしながら


「腹腔鏡手術のつもりですよ、若いし、傷は嫌でしょうし、もちろん頑張ります。でも開腹の可能性もあります、でも気持ちはよくわかるので、頑張りますよ


2回頑張ります…って言ってくれた…!


わかった、先生頼みます。
私の抱えた爆弾(胆石)処理してください。
まな板の上のアラサーになります。

ってことで開腹するならどう切るかの話を絵を描きながらしてくれた。
でも想像したくなかったからあんまりちゃんと聞かなかった。


私のタイプの胆管奇形は珍しいと言われたので、珍しいって言うけど、たまにいますか?と聞くと、滅多にいないと言われた。細いし、変に急カーブしてるし、淀みやすかったのかなと。だからコレステロール高くないのに石が出来たのかなと。


はーーーん、30年ほど一緒に生きてきた胆嚢様が、そんなややこしい方だったなんて。
持ち主に似てひねくれてるなあ、全く。
胆嚢腺筋腫症にもなっておりました。



「あと、CRPは上がってなかったし、熱はなかったみたいだから、胆嚢炎じゃないと思うな…胆石発作で肝機能とか上がってたんじゃないかな…」


え…

ブログのタイトル覆るんですけど…

てか、

A病院で受けた診断とは…はて…




ってことで、


『アラサーえりちゃん、胆石発作』


がブログタイトルとして正しそうです!!



お詫びして訂正申し上げますが、でもここまで書いてたからこのままいきます。
痛くキツかったBest3も、胆嚢炎ではなく胆石発作だったのね…。


M先生にこないだまで炎症があったから、手術まで1ヶ月空けたほうが良いと言われた。
そのあたりに丁度土曜日の当直代休が2日ある週があったので、そこでお願いすることに。


受付へ戻り、歯のことやら、コロナワクチンのことを聞かれる。

またもう一度外来に来ないといけないみたいで、手術までの唯一の平日休みが「30歳のお誕生日」の日だった…

結構渋ったけど、そこしか行けないから誕生日にした…
9時から…しゃあない…がんばる…


ぜーんぶ終わって、精算。
精算できるようになったら番号が表示されて、機械でできるスタイル。

番号が表示されたので精算機へ。

お会計10960円也。

私のお金にはペガサスの羽くらい立派な羽が生えてるのかしら。
天空属性に違いないわ、ほんと。空に飛んでいきがち。


えっと、カードカード、入れるとこどこかな…


どこかな…


たまたま端の精算機だったので横にいるクラークさんに聞く。


「外来はカード使えないんです〜」


え!!

A病院では外来で使えたから油断してた…
まじで…

なんと財布の中にピッタリ11000円だけあった。
セーフ。
よかった…お金なくても帰れるもんね…



ただ、無一文ってことを忘れ、帰りに入院中にずーーっと食べたかったスシローにうっかり吸い込まれてしまいました。どうしてもクエ食べたかったねん。
PayPay使えてよかったわ、ほんとに…


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↑ヤクルト1000、高いから10%オフで買って大切にちびちび飲んでたのに、倒してこぼしてオフになった分以上に失ってしまった。ほんと、こういうところだよ…

セカンドオピニオン、B病院へ行く

A病院を退院した翌日。
早すぎるけど、紹介されていたB病院へ行くことに。
これってセカンドオピニオンっていうのかしら。


その週いっぱいはお休みを頂いてたのと、早く手術したかったので行くことに。

だってだって。
胆嚢にはまだ爆弾(胆石)を抱えたまま。


退院する時、阿笠博士先生に「焼肉たべたい」って言ったら「何を言ってるん!絶対あかん!」って言われてしまったしね。


焼肉が食べられないなんて、私の人生じゃない。


やだやだ…痛くなるのも嫌だけど、それより好きな食べ物たちが食べられないのは絶対いや…そんな人生やだ…
オペの一時の痛みのほうが絶対まし…


うーん。早くオペしたい。

「明日する?」とか言われてもオッケーです!って言っちゃうくらい早くしたい。

オペをして、自分をバージョンアップしたい。
長らく人生を共にした臓器を1つ失うけど、健康ならVersion.30も悪くないと思う。


食いしん坊なので、その気持ちは大きかった。
張り切って6時半に起きて、何の検査をするか分からないからコーヒー飲みたい気持ちを抑えて絶食で挑む。
前までは朝ごはんとか抜いただけでも、なんか頭回らんなーって思ってたけど、今回の入院で少し慣れたかも。いや、それは早すぎ?


8:30からの受付開始だけど、ぜーったい混むことはわかってたので、8:05にフライング到着。近くの駐車場に停められてよかった。


ズラーっと並んだ窓口に、⑥初診という窓口を見つける。多分あれかなあ…当たり前だけどまだやってない。

ただ、いちばん端に案内の列が出来ていたので周りの人に習って並んでみる。


「消化器内科への紹介状持ってて…初診なんですけど…」


クラークさんに問診票とかの話をされたけど、持ってきてたしスムーズだった。書いてきててよかった。

他の並んでる方は再診の方が多いようで、Aブロックやら採血に案内されてたけど、私は広い受付の初診受付前で8:30を待つ。一番早かったみたいで、8:30になるとすぐ呼ばれた。



内科のブロックの受付を済ませ、3番の部屋から呼ばれることを聞いたのでその前の椅子に座る。

その時点で8:40くらいだったけど、ものすごい人だった。百合子が見たら「密です」って絶対言う。椅子取りゲームレベル。

どこの病院でも、どの地域でも、おじいちゃんおばあちゃんが朝早いのは共通なのね。
ダントツ若くて、座ってるとおじいちゃんおばあちゃん達と目が合う合う。



ピロピロリーン♪と音が鳴る度、「◎◎番の方、▲番の診察室にお入りください。(担当医師A)」とブロックのモニターに音声案内と共に表示される。

診察室6つくらいあるし、音が鳴る度にモニター見上げなきゃいけないけど、有り難いな〜この制度。


約45分ほど待って、3番の部屋に呼ばれたのでノックして入る。


中には30代半ばくらいのメガネかけた男の先生が。

座って、取り込まれたA病院でのMRCPの画像を見せてもらいながらかくかくしかじか話す。延々と、痛かったんです…って話をする。

先生は物腰柔らかくて、「ふんふん…そうですか…ふんふん…痛かったでしょうね〜」って眉ひそめてた。

昨日退院して今日来たって言ったら笑われた。
仕事がこんなので…って言うとそりゃ休めないですもんね、ってわかってくれた。


「正直…内科でなにか出来る、するってことは…ないんですよねえ…」


そ、そうですよね。だから私これを言うために来たんです。


「また痛くなるの嫌だし…手術したくて…」


先生お願いします。手術適応って言って…
はやくバージョンアップさせてほしい…


「そうですね、いつかすることになりそうだし…2回痛くなってるんですもんね…うん、手術したほうがいい気がしますね。」


や、やったー!


「今日外科にコンサルしましょうか。どうせ待ち時間あるから、その間に術前検査しちゃいましょう。」


先生は物凄く察しが良くて、仕事をそんな休めないこともわかってくれて、まとめてしてくれた。ありがたや。


今日の予定表を新しく貰う。
採血、尿検査、レントゲン、心電図、肺機能…
それらが終わってやっと外科の診察。

盛り沢山だな…と予定表を見つめる。
スタンプラリーとかにしたら楽しいのに。
5つ集めると、次の診察までの待ち時間5分短縮とか。
長い待ち時間をよく頑張ったね、って一言メッセージカードもらえるとか…


まず採血、尿検査のブロック。
機械に診察券を通すと、採血の伝票と、採尿コップが機械からガコンッて出てきた。すごいね!ハイテク。


採血室は混み混みだったけど、20分くらいで呼ばれた。

私の両腕を見て看護師さんが、「え!あざだらけやね…」と。昨日まで入院してたこと、採血やら点滴のあざということを伝える。

「あら、夏じゃなくてよかったね、頑張ってみるね」

と言ってくれ、あまり刺されたことないとこをチクリ。
全然痛くなかった。感動した。
これが採血うまい人なんやな〜と、ペコペコお礼を言ってレントゲンへ。


胸部と、お腹の立位と臥位のレントゲン。
ネックレス外してくださいねってお兄さんに言われる。

そっか、忘れてた…外さなきゃいけないわ…


なんとなくお守りな気がして、親からのプレゼントのネックレスを付けてきてた。

仕事の時は「何で病院くるのにネックレスしてくるんやろ〜外さなあかんし、失くすかもしれんのになあ〜」って思ってたけど、私と同じでお守り的な意味の人もいたのかな。

そうだとしても外してもらわなきゃいけないけど、なんか受け取り方というか、心持ちが変わるな…と思いつつレントゲン3枚撮影。いえ、一枚ミスされたので4枚撮影。


次に生理検査室へ。

15分ほど待って、肺機能と心電図へ。

肺機能の検査を初めてしたけど、

「息を吸って吸って吸って!!吐いて吐いて吐いてフゥーーーーーっっ!」

っていう大きいお姉さんの声に気を取られて本領発揮できなかった。

本当のわたしの肺活量はこんなもんじゃない…

もっかいしたい…!!リトライってありですか…!って思ってたら、上手ですね!って褒められた。うれちい。じゃあいいです。


全部検査おわってようやく外科へ。
外科の受付にいくと、またまたなんか手続きの紙書くことに。看護師さんがいっぱい説明してくれた。

思ってたより長くなったから続きにします!

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↑父が岡山の最上稲荷で撮ってきてくれた
オペまでは待ち受けにする!
父親は胆石持ちだからオペしたんだけど、痛くなったことないみたい。解せない。

入院生活7日目◎念願の退院

よっぽど退院が嬉しいのか、朝6:40に元気よく起床。

点滴がない快適さからバッチリ爆睡して、好きなバンザイ寝も、うつ伏せ寝もしてた模様。よだれ垂れてた。


10時に退院だったから時間はあったけど、朝方人間の私は早くもせっせと床頭台の私物たちを片付ける。

7時に掃除のお兄さんが相変わらず抑揚のない、セリフ棒読みで入ってきた。朝早いね…


朝ごはん前に、母が持ってきてくれた退院する時用の服に着替える。パジャマ以外の服…久しぶり…

朝8時に朝ごはんを看護助手さんが持ってきてくれた
「退院やねんね!おめでとうねー!」


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パ…パンだ〜〜〜!!!!


えーー!私おかゆ人間なはずなのに、パン食べていいんですか!!

しかも2枚もあるーー!!


ちょっと多いな思ったけど、絶対2枚とも食べる。
にこにこで1枚はそのまま、もう1枚は焼こうと決める。


久しぶりのパンをそのまま頂く。

うーん、久しぶりの小麦の香り。
そこまでいいパンじゃない(失礼)けど、充分なくらい美味しかった。

マーマレードと、野菜ジュースで1枚目ペロリ。
付け合わせのほうれん草とエビのソテーも美味しかった!エビって原価高そうだけど、結構登場してくれた。


残るもう1枚をもって立ち上がる。



私の部屋の目の前には、お茶機と、電子レンジ、そしてトースターがあった。


入院してから絶食&おかゆ生活が続いていた私は、毎朝誰かしらのパンが焼き終わったであろう、トースターの「チーーン♫」という音が鳴るたび羨望心を抱いていた。


「憧れのトースターが使える!」


部屋を出て4歩ほどでトースターへ到着。

私の食パンを大事に網に乗せて、トビラをしめる。
いつもなら確認しないけど、機械に載ってるトースターの時間を確認してダイヤルを回す。


別に周りに人は居なかったけど、トースターの前でソワソワしながら焼き上がりを待った。



「チーーン♫」という憧れの音が目の前で鳴り、こんがりキツネ色になった私のパンと再会。


「あったかいパンって幸せ…」


部屋に戻って、残りのマーマレードをつけて頂く。
めちゃめちゃ美味しい…桃も美味しい…


多いな〜って思ってたはずなのに残さずペロリ。
美味しいご飯たちをありがとうございました。

一応、食後にはいつも静かにして、お腹が痛くなってないか、違和感がないかを確認していた。
パンを食べても何事もなくて安心。
気づけばパンの話だけで文字数使いすぎてるね、どれだけ嬉しかったのやら。




食後に今日の担当の看護師さんがくる。担当っていっても、入院の精算が出来たら教えてくれるのと、忘れ物チェックをしてくれるだけの短いお付き合い。

9時頃ニコニコの阿笠博士先生が部屋に来てくれた。

「気をつけてね、焼肉食べたらあかんよ」

絶対オペして食べてやる…
先生いろいろとお世話になりました。



部屋で残りのテレビカードを使い切ろうとずっとテレビを見てた。残り9分。
ちょうど10時に、入院費の精算が出来たと一階へ呼ばれる。撮影した画像の入ったCD入りの紹介状も貰う。
これでこのお部屋ともさようなら。
たった1週間だったけど、大きい部屋で1人で過ごせて快適でした!


看護師さんにエレベーターまで見送ってもらって一階へ行く。保証人のサインを貰うため母を待つ。


待っていると入院中に担当してくれた明るい看護師さんや、美人な看護師さんに「退院やねんね!おめでとう!」と声をかけていただく。皆さん優しかった…


母と合流してお会計。
6泊7日のお会計、90000円也。


そりゃかかるよね…と思いつつカードで払う。
すぐ後ろのおじちゃんがびっくりしてた。


1週間ぶりに外に出ると、久しぶりに感じる寒さと、直射日光が目に沁みた。


これにて私のパンダライフもおしまい。
パンダも楽ちゃうねんなって思った。


家に帰って、たった1週間だけ居なかっただけなのに、なんかすんごい久しぶりな気がした。やっぱ家がいいな。


母とお昼におうどんをたべる。
仕事はあと2日お休みを頂いてたので、早くも翌日に紹介されていたB病院へ行くことにする。

B病院は良いところなんだけど、ものすごく混むイメージがあった。ましてや初診だし、どれほど時間かかることやら…と不安に。
B病院のHPを見ると【受診申込書】【問診票】などが印刷して事前に書いていけるようだった。

書いていくしか無いと決め、iPhoneにダウンロードし、コンビニへ印刷しにいく。
歩いて5分のローソンに行き、印刷して帰る。これだけで太ももがしんどかった…やっぱり筋肉から失われるのかとショックを受ける。脂肪も少しは減っててほしい。


このあたりで、入院生活と、お腹にあった違和感と健康を忘れないためにブログを始めることにする。
日記書いてたしね。


晩御飯は白菜のお鍋!優しいご飯ばかりありがとう。
久しぶりに会った妹はひっつき虫。

お風呂に入る。
久しぶりの湯船…気持ちよかった〜



湯船でこの1週間を思い返す。


親や周りに迷惑と心配かけてばかりだな…
優しくしてもらうばかりだな…と思う。

職場も今大変なのに、1週間も休んでしまった…

A病院にもお世話になったな…


結局紹介で他院に行くけど、みんな優しかった。


だけど…だけど私…




診察券返してもらってないです…



家に帰ってから気づいたけど、渡しっぱなしの診察券返してもらってない。

絶対返してもらってない。


あと、職場へ診断書を送ってくれってお願いしていたけど届いてないみたい。

退院時の領収書の内容を確認したら、どうやら忘れられてるみたいだった。


まあいっか!

元気に退院したし、いいや〜!


病欠にするつもりだったけど、どうせ年休余ってるし年休にする。
翌日、朝イチで紹介先のB病院へ行くことにしていたので、早めにお布団へ。
久しぶりのおうちでぬくぬくゆっくり寝れました。


今回得た教訓は、
◎おかしいと思ったら即病院へ。あと引っ掛かりがあるなら、紹介で他院へ行くことも大事で、先生には思いをきちんと伝えた方がいい。看護師さん経由でも。

◎胆石は痛い

◎健康第一



私の長々した第一回パンダ生活の記録はこれで一旦おしまい。次回からは紹介された、「B病院へ行く」編を書こうと思います。