アラサーえりちゃん 胆嚢はれた

アラサーの胆嚢炎、胆石との闘い記録

入院生活6日目◎一喜一憂した日


朝6時からの採血次第で退院かもしれない。

夜寝るときにワクワクドキドキしていた私は、夜3時の見回りでも起きたりしてたのに、元気に5:40起床。

まだ暗い部屋で看護師さんが採血に来てくれるのをベッドのリクライニングを上げて待つ。

6:05くらいに懐中電灯持って看護師さんがやってきた。
ベッドサイドの電気が煌々と輝く下で、左腕を捲って手も握り「いつでも刺してください!!」とスタンバイばっちりな私。

「あ、ありがとう、寝転んでくれる?」

この日はベテラン看護師さんっぽくて、全然痛くなかった。抜かれていく静脈血たちに「君たち頼むよ…!」って念を送った。

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↑ふりかけをかけても、ほのかな風味しかつかない。桃おいしかった。右手に点滴があるから、左手で食べようとするも、一口も食べられず即断念。

9時半くらいに阿笠博士先生が部屋に来る。

来た!!どうだったんだろ!

「先生!採血は〜!」

「ごめん、まだ出てないねん〜」


そ、そっかあ…まだなんか…
三連休明けやし、きっと検査室忙しいよね…


先生から五分粥食べてもお腹痛くないかを聞かれ、痛くないし違和感もないし、米粒ひとつも残さず食べてることをドヤ顔で報告。

じゃあお昼からは全粥にしようか、と言ってくれる。

その後看護師さんからは採血のデータが良くなってそうだよ、と教えてもらったけど、まだγ-GTPだけは少し高そうだった。


朝張り切って起きてたから、眠たすぎてゴロゴロ。
先生は来る気配なし。誰かの足音がするたびにバッと起きる。


先生「退院していいよ」って言いに来てくれないかな
まだ少しデータが高いからダメなのかな
三連休明けの外来なんて忙しいだろうしな
それともこのまま手術って言われるのかな
いや正直、手術ならB病院に行きたいぞ…


明日退院する気満々でいたので少し落ち込む

私の勝手なプランでは、午前中に採血の結果を教えてもらって、退院できるよって言ってもらう流れだった。
母が昼過ぎに荷物を持ってきてくれる日で、むしろ荷物たくさん持って帰ってもらおうと思ってたのに、まさかの延長戦の場合に備え、頼む荷物を増やした。


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↑全粥!えびのお団子のスープが美味しかった。全粥になってからおかずも豪華に。

まだ入院生活続くんかな…
ご飯の時はテレビをつけてたけど、延長戦に備えてテレビカードをケチるため電源を切る。
しょんぼりしてたけど、ご飯は相変わらず完食。

13時過ぎに母からの荷物を看護師さんから受け取る。
「先生はまだかなあ…退院したいよぉ…」ってメソメソ泣きついてた看護師さんが、「先生呼んだよ!」って言ってくれる。神…!


13時半に阿笠博士先生が部屋に。


「明日退院しよか」


や、やったー!!!


γ-GTPちょっと高いけど、大丈夫くらいの値だし。点滴も無しでいいし、夕方の抗生剤いって終わりにしよか」


わーい!嬉しい!

私が切望していた手術については、希望していたBセンターへ紹介状を書いてくれることになった。

早く手術して欲しかったから、外科への紹介ですか?って聞いたけど、「まあ手術適応かわからないしね」ってことで消化器内科への紹介になった。



帰れる帰れるおうちへ帰れる



たった1週間の入院だったけど、嬉しすぎて即家族LINEへ報告。付き合ってる人と、上司へも報告。

夕方、500mlの点滴が終わった頃に点滴を整えてもらってシャワーへ。

「このお風呂場ともおさらばや…なんてったって、私は明日退院だもの…」

そう思いながらるんるんでシャワーを浴びた。

17時から最後の抗生剤。「この点滴ともおさらばや…なんてったって、私はあし略」

もう気が楽で楽で余裕で滴下を見つめる。
腕を曲げたら滴下がないから、早く終われ〜と真っ直ぐにしてたけどギリギリ間に合わず最後の晩餐。


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メロンだなんて!私が最後の晩餐ってご存知なの?
すごく美味しかった!お肉が食べられてハッピー
左下の鶏とカリフラワーのなんかが美味しかった


昼間はケチケチ見てたテレビだけど、思う存分付けっぱなしにする。残りのテレビカード分見なきゃ!

ご飯食べてる間はやはり滴下がなくて、食べ終わって必死で右手を伸ばす。抗生剤が終わり、やっと点滴抜去…!


じ、自由だーーー!!


腕が自由だ…なんて解放感なんだ…


ただ24時間ずっと半径1m以内に点滴台が居たから、そのあと歩く度にエア点滴台を押そうとしてた。


夜の担当は主任さんで、「最終日まで大部屋に1人で良かったね、珍しいよ〜」って言われた。本当、1人で快適に過ごさせて貰いました。
検温で、36.4℃。下がったねー!と言われる。
確かにポワポワが落ち着いて、元気になったな、と思ったらガールズデーになった。やっぱそれで体温高かったんか。


21時の消灯時に「点滴もないし、元気そうやし見回り来ないからのんびりしてね」と告げられたので、最後の病室を堪能すべく少し夜ふかしした。
初日から最終日まで、付き合ってる人が変わらず仕事終わりに電話をくれた。疲れてるのにパンダライフ人間に付き合わせてごめんね…ありがとう。

 
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↑もんちゃんはタオル掛けに挟むスタイルでずっと過ごしてました。ハンドクリームのせいできらめく画面。