アラサーえりちゃん 胆嚢はれた

アラサーの胆嚢炎、胆石との闘い記録

入院生活2日目◎MRIを受ける

0時。懐中電灯で真っ暗な部屋を照らしながら、看護師さんが点滴交換にきた。眠りが元々浅く、すぐ起きる私は部屋に入ってきた瞬間即お目目パチリ。

どうせ左手首にネームバンドがあるから、それピロンってバーコード読まなきゃいけないしね。
爆睡で、バーコード読まれるのに気づかない日が来るんやろか。

3時頃にも見回りで照らされ、6時起床。
7時から掃除のお兄さんが部屋へ。

「失礼しますぅー お掃除させてもらいますぅー」

抑揚って何?ってくらい棒読みのお兄さんが掃除してくれました。朝早いね。

7時過ぎに検温と血圧測定。
この日は物凄ーーく風邪っぽかった。
検温でも37.3℃。ガールズデー前は確かに37℃台前後になるけど、それにしてもだるかった。

昨日は遅くの入院だから気づかなかったけど、すぐ隣が中学校みたいで、8:05になるとチャイムが鳴ってた。あと町内放送のアナウンスのスピーカーも激近かった。

絶食だし、ずっと点滴だし、安静にってことでずーーーっとベッドの上でゴロゴロしながら胆嚢炎について調べる。

しかし!!
今日は14時からMRIという一大イベントが待っていた!

昨日のCTでは「胆石がない」って先生に言われたけど、「胆嚢炎」を調べると胆石がある「有石胆嚢炎」が95%を超えて、「無石胆嚢炎」は、大きな手術後とか、寝たきりとか、外傷後とかに起こるものすごく重篤な状態らしい。後者じゃ絶対ないだろうし、石があるんだろうなって思ってた。

元の知識的に、「純コレステロール結石はCTではわからない。(MRIではわかる)」っていうのを知っていたから、早く撮りたかった。少しでもカルシウムとか混ざってたらCTで白く写るからわかる。

13:50くらいにMRI室へ呼ばれる。
看護師さんと一階の放射線受付へ。え、ここ入り口ですか?っていうほど、殺風景なドアが入り口だった。帰りは1人で帰れるか聞かれ、なんとかなるやろ、と頷く。

点滴入ってたから、看護師さんにお着替えを手伝って貰って、MRCPのための陰性造影剤(多分フェリセルツ)を飲む。絶食だったし、オロナミンCみたいなシュワシュワした甘い造影剤が美味しかった。

ちなみにMRCPとはMRIの撮影の種類で、肝管、胆嚢、胆管、膵管などを撮影するもの。
言い方が適切かわからないけど、水分が白く写るので、そのまま撮ると胃とか腸とかがピカピカして3Dにした時に胆嚢たちが見えにくい。
なので、消化管たちのピカピカを抑制する経口の陰性造影剤を飲む。

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↑3D処理をしたらこんな感じで見える。石とかがあったら黒く抜けて見える。

検査室へ入ると、まあ少し古めの装置。
最近の装置は、圧迫感が無いようにドーナツの穴の部分が広くなってるので、普通は手を下ろした状態でもお腹を撮影できるんだけど、狭めだから両手バンザイして撮影するみたいだった。(点滴してるからバンザイきつかった…)

女の技師さんに説明を受け、いざガントリ(輪っか)の中へ。

え、ヘッドホンしてない…
耳栓もしてない…

忘れられたのかなと「あの…イヤホンとかって…」と尋ねると、「息止めのアナウンスが機械から流れるので、ヘッドホンとかしてたら聞こえにくいので何もしないんです〜!」 
ま、まじか…そんなに撮影の音がうるさくないのかな…
うちは撮影者だけじゃなく、室内にいるDrとかにも耳栓やヘッドホンしてもらってるし、ヘッドホンから音声や音楽が聞こえるのでちょっとびっくりした。どっちがメジャーかは知らない。
風邪っぽくてしんどかったからそのまま撮影へ。
うるさいし、狭いし、絶えず装置から「息を吸って……吐いてそこで止めてください」とアナウンス。1回15秒くらいを繰り返す。これお年寄りはしんどいと思う…

そしてガントリ内で思う。

やっぱり1.5T(後で装置調べた)とはいえ、
まあまあうるさいぞ…聴覚保護必要なのでは…

スキャンの隙間の静かな時には室内の控えめなオルゴールのBGMが流れる。
DWI的な高めの音がキツかった。
あと、呼吸同期での撮影が息どめしまくった最後って、呼吸乱れてるのにな〜ってお仕事目線で思ってた。

そんなこんなで撮影終了。
はやく結果を〜!と思いながらお部屋に戻る。

夕方の抗生剤の点滴の時に看護師さんにMRIの結果を尋ねる。「石があるかも?っていう結果だったな〜」と言いながら画像を見せてくれたので、少しだけ見させてもらう。うーん、1つまるまるした石がありそう。

上司へ電話して、今の現状を報告すると、どういう病気で入院したかをみんなに伝えていいか聞かれる。

もちろんいいですよ、というと、どうやらみんな私が1/4に顔面の怪我の病院受診のために帰ったので、「よっぽど顔の傷が酷かったんか…」って思ってるみたいだった。ご、誤解です…


18時頃、シャワーを浴びさせてもらう。
なんともレトロ(すぎる)なお風呂場だったけど、あったかいお湯が気持ちよかった。

ドライヤーをナースステーションで借りて、お部屋で乾かす。もうすることがない。 
夜、本当は今日会うはずだった先輩とLINE。
私のMRIの師匠なので、今日の撮影の話をすると一言。「ありえんな。」やっぱそうですよね…

明日から三連休の始まりで、本当は当直だったのにな〜
三連休ってことは、治療とか色々変わったり進んだりあんましないんだろうな〜
と思いながら就寝…

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↑毛布をゲットして無敵に。